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バレンタイン♪ 

世間をチョコレートが飛び交う日。

出社するとデスクの上にチョコの箱。

「チームの皆さんでどーぞ」
と書かれたふせんに苦笑しながら、
ふとオカダはくれるかな、
なんて考える。

が、彼女の姿はなく、
「具合悪いから休んじゃった」
というメールが届く。

心配しながらも、会社の女の子達からのチョコにちょっと浮かれ気味のKEN。
夕方、オカダからメールがくる。

「そういえば、今日バレンタインデーだね
チョコもらった?」

「うん、会社の人とか保険のおばちゃんとか(笑)
オカダからも期待してるから」

「私はあげるつもりないから!(笑)」

「しどい…」

まぁ、くれなくても仕方ない。

諦めて、次の日。
オカダ出社。

「具合どう?」
と聞きながら、黙って手を差し出した。

「後でね」

心の中で「やったぁ!」

オカダが退社し、十数分後。

「冷蔵庫にチョコレートケーキ入れておいたよ!」

とのメール。

ドキドキしながら冷蔵庫を開けると、
それとわかる小さい紙袋があった。

そっと取りだし、
ちょっとニヤける。

体調だって良くなくて、
時間だってそんなにあるわけじゃないのに、
買ってきてくれたんだぁ。
なんかすげー嬉しいな。

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好きだよ 

オカダのアドレスを消去した次の日。

そのオカダからメール。

「今日、早く終わる?」

「うーん、難しそう」
と、KEN。

「そっか」
と、オカダ。

「オカダは?」

「今日は飲みに行くから早く終わる予定!」

「そっか
行ってらっしゃい」

「来ない?」

「明日も仕事だし、
今日持ち堪えねば」

そんなつれないやりとりを交す。

深夜まで会社に残り、
帰宅すると朝4時を回っていた。

再びオカダからメール。

「まだ会社にいるの?」

「今帰ってきたとこ
まだ飲んでるの?」

「うん
みんなでカラオケ中」

「いいなぁ」

「来ない?」

なんだか今日は誘われるなぁ、
とちょっと不思議になる。

「今日のオカダ、なんか変」

「どこが?」

「そっちから誘ってくれるなんて珍しいじゃん」

「私、KENさんのこと好きだよ」

思いもよらない展開。

それでも、付き合うのとは別というスタンスを崩さないオカダに、

「それで十分だよ」

と答えた。

本当に十分すぎるくらい、
嬉しかった。

スタート 

先日の、ちょい喧嘩っぽいやりとりから数日。

オカダは予定通り彼氏と別れ、
KENはと言うと…。

携帯の電話帳から、
オカダのアドレスを消していた。

アドレス、電話番号、メール、履歴…。

全部、消した。

自分からは連絡が取れないように。

どうせ毎日会社で会うということもあったが、
自分としてはかなり大胆な決断だった。

オカダが彼氏と別れ、
だけど今は誰とも付き合いたくない、
という言葉を聞き、
引き際だと思ったのだ。

この判断は、多分、正解だと思う。

オカダを簡単には諦められないし、
気持ちを伝える手段があれば、
それは拒絶の言葉になって戻ってき、
自分が辛くなるだけだからだ。

完全に会社だけの関係に戻れば、
無用な苦しみからは解放される。

もう一度初めから、
スタートしよう。

やったぁ~ 

久しぶりの休日。

疲れをとり、ノンビリするため、
温泉に行こうと決めていた。

と言っても、たった一日の休みでは遠出することはかなわず、
地下鉄で行ける市内の温泉だったけれど。

ちょうど雪が降ってきて、
雪見露天風呂になった。

時間を忘れて温泉を満喫し、
ロッカールームに戻ると、
オカダからメールが来ていた。

「友達リレー
あなたの大切な友達や大好きな人10人にこのメールを送ってね
送らないと…」

なんだこりゃ、と思いながら、
大好きな人には送り返しもオッケーだよ、
という文章に従い、
とりあえずオカダに送る。

数分後、オカダから返信。

「今日休みだったんだ〓」

「うん
オカダは?」

「出勤だったよ〓
早く上がったけど」

「そっか、お疲れ
俺は温泉に来てた」

「いいなぁ~
一人?」

「うん、一人
雪見露天風呂だ〓」

「よかったね〓
これから帰るの?」

「うん、もう帰るよ」

「気を付けてね」

「うん、オカダもな」

「うん
仕事落ち着いたら飲みにでも行こうね〓」

やったぁ~。

オカダから誘ってくれるなんて嬉しいじゃんか。

早く仕事片付けて、
オカダと飲みに行くぞ、
とヤル気満々になれた休日だった。

はたまた 

仕事は相変わらず忙しく。

オカダと遊びに行く時間もあまりなく。

気分が少しだけ落ちてきて、
もう諦めようかなんて。

「俺がオカダのこと諦めるのがお互いの為なのかなぁ」

とメール。

「いきなり何?」

とオカダ。

「やっぱ、振り向いてもらえないのわかってて、好きでいつづけるのはしんどいしさ」

「ずいぶん勝手だね
もうどうでもいいわ」

「何が勝手なのさ」

ちょっと険悪ムードに。

仕事中も態度に出てしまい、

「あの態度は何?
マジむかつくんだけど」

と言われ。

「お前が勝手とか言うからじゃん」

「そのお前ってやめて」

ますます喧嘩っぽく。

しばしメール休止。

その夜。

「一応報告
近々彼氏と別れるわ

会社の人には内緒ね」

というメールが。

事態が好転する兆しなのか、
はたまた振り回されるのか…。

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