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はたまた 

仕事は相変わらず忙しく。

オカダと遊びに行く時間もあまりなく。

気分が少しだけ落ちてきて、
もう諦めようかなんて。

「俺がオカダのこと諦めるのがお互いの為なのかなぁ」

とメール。

「いきなり何?」

とオカダ。

「やっぱ、振り向いてもらえないのわかってて、好きでいつづけるのはしんどいしさ」

「ずいぶん勝手だね
もうどうでもいいわ」

「何が勝手なのさ」

ちょっと険悪ムードに。

仕事中も態度に出てしまい、

「あの態度は何?
マジむかつくんだけど」

と言われ。

「お前が勝手とか言うからじゃん」

「そのお前ってやめて」

ますます喧嘩っぽく。

しばしメール休止。

その夜。

「一応報告
近々彼氏と別れるわ

会社の人には内緒ね」

というメールが。

事態が好転する兆しなのか、
はたまた振り回されるのか…。

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私のドコが好き? 

帰り支度中のオカダに
「お、帰るの?」
と声をかける。

「うん、飲み行くんだ」
とオカダ。

「行く?」
と聞かれ、
「うん!」
と即答。

メンバーの中には、
KENがオカダのことを好きなことを知っている女課長も。

当然何かにつけて、
オカダの発言はKENに結び付けられる。

「結婚したいけど、誰ももらってくれない」
とオカダが言えば、
「ここにいんじゃん」
とKENを指差す女課長。

ノリでKENも便乗。

ただ、前回のデートのことや、
オカダに禁じられたセリフは封印。

2人で飲むのも楽しいけど、
こうして大勢でってのも楽しいかも。


そして、お開きになり、
しばらくしてオカダからメール。

「KENさんは私のドコが好きなの??」

そんなことを聞かれること自体数年ぶりで。

なんだか一人舞い上がってしまったり。

社内恋愛いかが 

今日は休日なので、派遣のオカダとデート。

最近のお気に入りの子だけど、
やはり彼氏がいて。

付き合って、と前々から言ってるけど、
いい返事はもらえない。

「だって、わたし彼氏いるもん」

「だからさ、別れて俺と付き合えばいいじゃん」

「(笑)
そんなこと言う人初めて見た」

「だって、付き合うにはそれしかないもん」

「まだ別れる予定はありません」

「どうしたら付き合ってくれる?」

「うーん
とりあえず会社の人とは無理」

「じゃ、会社辞める」

「嘘ばっかり(笑)」

「辞めたら付き合ってくれる?」

「…わかんない」

「え~」

「てか、KENさんおしゃべりだもん
社内で私達付き合ってるって噂になってるよ」

「まぁいずれそーなるんだし」

「そんなのわかんないよ!」

「まぁとりあえず別れてみたら?」

「それ以上別れてって言ったらもう無理ってなる」

「む…
別れない方がいいよ」

「じゃ、別れない」

「あっ!」

「あははっ」


こんな感じでうまくない。

今は会えるだけでも嬉しいけど。

まぁがむばるぜ。

年越しデート 

年末。

会社の皆は帰省。

KENは少しやっておきたい仕事があり、
上司から会社の鍵を預かる。

「KENさん、明日は何時に来るんです?」

そう聞いてきたのは、今月入社したアヤカさん。

「実家、帰らないの?」

「はい、お正月は帰らないです」

…というわけで、大晦日の仕事仲間が出来た。

次の日。

年の暮れに、オフィスで黙々と仕事をする二人。

「腹減ったぁ」

「お腹空きましたね~」

「飯食いに行くか」

「行きますか」

2008年まで後3時間と迫ったところで仕事を止め、
まだこの街に不慣れなアヤカさんと中心部へ。

地下鉄でも良かったのだが、
イルミネーションを見たいと言う彼女のリクエストで、
人通りもまばらになった道を歩く。

中心部へ近づくと、
やたら外国人観光客が多い。

年末に海外旅行に行くのは世界共通か。

そんなことを考えながらあるいているうちに、
飲食店街につく。

大晦日は24時間営業します、
という店があったので、
そこに入る。

まずはサービスのスパークリングワインで乾杯。

KENもアヤカさんも、
年越しなんて関係ない、
という風だったのだが、
そんなサービスもあり、
自然と年越しデートらしくなってくる。

カウントダウンする間もなく年を越し、
再び乾杯。

聞いてみたかった質問を、
極力自然に。

「地元に彼氏さんとかいないの?」

「いたら今頃帰ってますって」

…だよな。

「手繋いでもいい?」

返事を聞く前に、
彼女の手を握る。

「どーしたんですか?
緊張する~」

と、笑うアヤカさん。

「もしかして…。
私、忘年会の帰りのタクシーの中で、
誰かと手を繋いでた記憶があるんですけど…」

「うん、俺」

「はぁ~、やっぱり(笑)
すいません~」

実は、数日前の忘年会の時に、
そんな出来事もあったのだった。

ただ、彼女は酔って記憶がないらしく、
ここで再現してみたのだった。

しきりに反省する彼女。

記憶がないのをいいことに、
ちょっとからかってみる。

「じゃあ、キスしたことも覚えてないんだぁ」

「えー、キスしました!?」

「うん」

「私から?」

「うん」

「わ~、ごめんなさい、ごめんなさい」

「嘘だよ」

「や~」

バシバシKENの太股を叩くアヤカさん。

そんな感じで、朝7時お開き。

彼女をマンションまで送り、帰宅。

良い予感がする、2008年の幕開けだった。

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