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【連載】最高で最低な彼女(21)マスター 

その話を聞いた後、KENはマスターの店に行った。
何かユキから聞いてないかと思ったのだ。


久しぶりなので、恐る恐るドアを開け、
「わかる?」と聞いた。


一人で来たのは初めてなのだ。


「おう、わかるよ」
マスターは変わらない笑顔で、店を切り盛りしていた。


ユキと一緒でない事を、不思議に思ったかどうかは、
その表情からはわからなかった。


他の客もひけ、KENは一通り事情を話すと、言った。
「ユキから、何か聞いてるかなぁ、と思ってさ」


「いやー、何も聞いてないなぁ」
「そっかー・・・」
「でも、俺もそういう経験あるよ」
「へー」
「同棲してた彼女なんだけど、実は許嫁(いいなずけ)がいたんだよ。
ある日、置き手紙を置いて、荷物みんな持っていなくなってた。
一度、恋愛もしてみたかったんだと。
あん時は泣いたなぁ」


どっかのドラマにでも出てきそうな話だなぁ、なんてぼんやり考えながら、
マスターの話に耳を傾けた。


置き手紙か・・・。
ユキは、本当に何も残さずに行ってしまった。


聞こうかどうか悩んだが、ここまできて何も恥ずかしがることはない、
と思い切って聞いた。


「マスターは、ユキの前の彼氏の事って知ってる?」
「いやー、あんま知らないなー。
昔、職場の飲み会で一度だけ来たことあって、あー、コイツかな、とは思った。
もちろん、お前と付き合う前な」


職場仲間も一緒に・・・。一度だけ・・・。
本当だろうか。


最後の「お前と付き合う前な」というセリフも、
何だか取って付けたような感じに聞こえた。


マスターと話をしたのは、その日が最後だった。


つづく

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コメント

人間不信気味?

キズが大きいだけに情報が信じられないのか、マスターがうさんくさいのか・・・。
まだ続くってことはさらなる絡みがあるのか・・・。

ってマスターと話をしたのは、その日が最後だったって書いてあったw

とりあえず徐々に色々なことが分かってきてるみたいなので続きが気になります!

まそらさん^^

うーん、その辺の感覚的な記憶が
あまりないので何とも言えません。

でも、単純に何でも信じれる精神状態ではなかったでしょうね。

えっと、一応次回で本編終了です。
てか、今アップしたらまそらさんのコメが来てましたw

とりあえずこれで一旦終了して、
番外編とか書きたいですね。
って、まだあんのかよ(笑)

いや、いろいろ思い出したら、というか。
ねw

爆睡してる間に、最終回終わってる><

うーん。マスター登場したねぇ。
でも、もし自分がマスターの立場だったらって思うと、悩むなー。

マスターのアヤフヤで、ぼやかした感じの返事も、そんな心の表れかもしれないし、本当のこと言ってるだけかもしれないし。

全てを知って、いい方向に向かえばいいけど、人それぞれ感じ方違うから難しいとこだよね。

りお姉さん^^

爆睡お疲れ様(笑)
例によって、またちょっと心配したよ。

そうなのよー、共通の知り合い、
マスター含め数人だったからねー。

藁にもすがる気持ちって感じだったんだろうね。

マスターの立場に立って考えたことなかった。
KEN一人の時点で勘づいて、
気遣ってくれたのかな。

姉さんの視点はいつもシャープで新鮮です。

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