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別れて、俺の彼女になってくれ(4) 

KENがトイレから戻ると、自分のリングをテーブルで転がしていたアケミちゃん。



「?」

「一つくらい、出てくるかと思ったんですけどね」
溜まっていた想いを吐き出すかのように、一気に言ってしまうと、
パッと顔を上げてKENを見た。

「うん・・・?」

「何もないんですよね、彼氏の良いトコ」


「そう・・・」

「結構キズだらけだなー、そんなに古くないのに」
リングに顔を近づけ、じっと見つめてつぶやく。

「それ、ずっとしてたもんね」

「もう、いらないかな・・・」

そう言って、リングをテーブルに置く。

初めて出会ったときから、必ず彼女の左薬指に光っていた、シルバーのリング。
それが今、テーブルの上に横たわっている。

あまりに不思議な光景で、目の前の現実だとは思えなかった。

「・・・」

「・・・」

二人ともリングに目を落としたまま、2,3分の沈黙が流れた。


アケミちゃんの気まぐれに付き合うのは、正直ためらわれた。
でも、ここまで来たら、傷があと何個増えても、たいして変わらない気がした。


何度も頭の中で反復してから、口を開いた。

「もし本気なら、俺が新しいのプレゼントするよ」
多分、今日一番、勇気が要った一言。

「そういえば、リング買ってもらったコトないや」

「そうなんだ」

「付き合う前にもらったプレゼントが、一番高かった気がする。
値段がどうのとかじゃないですけど、誕生日だって、結局私が払ってたような」

何も言えず、また長い沈黙が流れた。
言葉はなかったけど、お互いの気持ちが、空間に満ちている気がした。

今度口を開いたのは、アケミちゃんの方だった。

「別れる」

つづく
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コメント

あぁぁ!

コメ書く前に更新されてた!
一気読みw

すごい!
すごいなぁぁぁぁ(>_<)
真剣な告白ってすごいなぁ!
ついに彼女の心を動かしちゃったんだ!

でも、これだけ大事にされたら揺れちゃうアケミちゃんの気持ちも分かるな。

思わずほろりときてしまった(>_<、)

なんかドキドキ・・・そしてワクワク。。。

アケミちゃんはきっと誰かに背中を押してほしかったのかもしれないね。
それをずっと待ってたのかも・・・。

次が待ちきれないww

今までで一番の焦らしだねぇ(笑

アケミちゃんの気まぐれ・・って書い
てるけど、たとえ気まぐれであって
も、チャンスじゃんw

姉さんとしては、一押しのための勇気
ある一言、言ってくれてよかったぁ!
って本気で思うw

次早く更新してぇ~!ヽ(・∀・*)ノ

まそらさん^^

どうやら動かしちゃいましたね。
自分でもすごいなぁ、と思ったよ、これはw

もう会うのは最後かもという覚悟で臨んだだけあって、
自分の想いを伝えることは出来たみたい。

大事に思ってることをうまく伝えることが出来なかったら悲しいけど、
それが出来たので良かったです。

ひなちゃん^^

そうかー、そうかも知れないね。
良いタイミングで背中押せたのかな。
妙に説得力ある、今日のひなちゃんのコメントw

次回はとりあえず最後かな。
なんてゆーか、たいしたコトもないので期待しないでねw

りお姉さん^^

焦らしたつもりはないのだがねw
多分もう盛り上がらないしw

意地張ってたKENだけど、実際会ったらすごい素直になれて、
だからこの一言が言えた。

好きって気持ちはすごいなぁ、
気持ちは伝わるんだなぁ、
って実感した瞬間かも。

ぅゎぁΣ(゚□゚*
すごい盛り上がっているところで続くだし!ww
真剣な気持ちをきちんと伝えられる勇気があってKENさんめちゃめちゃかっこいいじゃないですか~~~(´艸`*)

柚菜さん^^

今回の連載は、一話一話をいかに絶妙に区切るか、
というポイントを意識しています(笑)

と言いつつ、最終回は尻切れトンボですけど^^;

実際の話がそれ以上進んでいないので仕方ないんです。
勘弁して下さいね~w

誉めていただけるとヤル気出ます!(笑)
ありがとうございます。

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