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私のドコが好き? 

帰り支度中のオカダに
「お、帰るの?」
と声をかける。

「うん、飲み行くんだ」
とオカダ。

「行く?」
と聞かれ、
「うん!」
と即答。

メンバーの中には、
KENがオカダのことを好きなことを知っている女課長も。

当然何かにつけて、
オカダの発言はKENに結び付けられる。

「結婚したいけど、誰ももらってくれない」
とオカダが言えば、
「ここにいんじゃん」
とKENを指差す女課長。

ノリでKENも便乗。

ただ、前回のデートのことや、
オカダに禁じられたセリフは封印。

2人で飲むのも楽しいけど、
こうして大勢でってのも楽しいかも。


そして、お開きになり、
しばらくしてオカダからメール。

「KENさんは私のドコが好きなの??」

そんなことを聞かれること自体数年ぶりで。

なんだか一人舞い上がってしまったり。

社内恋愛いかが 

今日は休日なので、派遣のオカダとデート。

最近のお気に入りの子だけど、
やはり彼氏がいて。

付き合って、と前々から言ってるけど、
いい返事はもらえない。

「だって、わたし彼氏いるもん」

「だからさ、別れて俺と付き合えばいいじゃん」

「(笑)
そんなこと言う人初めて見た」

「だって、付き合うにはそれしかないもん」

「まだ別れる予定はありません」

「どうしたら付き合ってくれる?」

「うーん
とりあえず会社の人とは無理」

「じゃ、会社辞める」

「嘘ばっかり(笑)」

「辞めたら付き合ってくれる?」

「…わかんない」

「え~」

「てか、KENさんおしゃべりだもん
社内で私達付き合ってるって噂になってるよ」

「まぁいずれそーなるんだし」

「そんなのわかんないよ!」

「まぁとりあえず別れてみたら?」

「それ以上別れてって言ったらもう無理ってなる」

「む…
別れない方がいいよ」

「じゃ、別れない」

「あっ!」

「あははっ」


こんな感じでうまくない。

今は会えるだけでも嬉しいけど。

まぁがむばるぜ。

年越しデート 

年末。

会社の皆は帰省。

KENは少しやっておきたい仕事があり、
上司から会社の鍵を預かる。

「KENさん、明日は何時に来るんです?」

そう聞いてきたのは、今月入社したアヤカさん。

「実家、帰らないの?」

「はい、お正月は帰らないです」

…というわけで、大晦日の仕事仲間が出来た。

次の日。

年の暮れに、オフィスで黙々と仕事をする二人。

「腹減ったぁ」

「お腹空きましたね~」

「飯食いに行くか」

「行きますか」

2008年まで後3時間と迫ったところで仕事を止め、
まだこの街に不慣れなアヤカさんと中心部へ。

地下鉄でも良かったのだが、
イルミネーションを見たいと言う彼女のリクエストで、
人通りもまばらになった道を歩く。

中心部へ近づくと、
やたら外国人観光客が多い。

年末に海外旅行に行くのは世界共通か。

そんなことを考えながらあるいているうちに、
飲食店街につく。

大晦日は24時間営業します、
という店があったので、
そこに入る。

まずはサービスのスパークリングワインで乾杯。

KENもアヤカさんも、
年越しなんて関係ない、
という風だったのだが、
そんなサービスもあり、
自然と年越しデートらしくなってくる。

カウントダウンする間もなく年を越し、
再び乾杯。

聞いてみたかった質問を、
極力自然に。

「地元に彼氏さんとかいないの?」

「いたら今頃帰ってますって」

…だよな。

「手繋いでもいい?」

返事を聞く前に、
彼女の手を握る。

「どーしたんですか?
緊張する~」

と、笑うアヤカさん。

「もしかして…。
私、忘年会の帰りのタクシーの中で、
誰かと手を繋いでた記憶があるんですけど…」

「うん、俺」

「はぁ~、やっぱり(笑)
すいません~」

実は、数日前の忘年会の時に、
そんな出来事もあったのだった。

ただ、彼女は酔って記憶がないらしく、
ここで再現してみたのだった。

しきりに反省する彼女。

記憶がないのをいいことに、
ちょっとからかってみる。

「じゃあ、キスしたことも覚えてないんだぁ」

「えー、キスしました!?」

「うん」

「私から?」

「うん」

「わ~、ごめんなさい、ごめんなさい」

「嘘だよ」

「や~」

バシバシKENの太股を叩くアヤカさん。

そんな感じで、朝7時お開き。

彼女をマンションまで送り、帰宅。

良い予感がする、2008年の幕開けだった。

本当に 

気が付けば、
もう一ヶ月もblogを書いていなかった。

アケミちゃんが退職してから、
ますます仕事に追われる毎日。

徹夜して、会社の応接室のソファで寝る、
なんてことも。

忙しくしながら、
次第にアケミちゃんのことは、
思い出へと変わってきていた。

職場に気になる子も2人ほど。
一人とはデートの約束を取りつけていた。

そんな折りだった。

アケミちゃんから、突然メールが来たのは。

「今日って出勤してますか?」

タイミングも突然なら、
メールの出だしも唐突だ。

話を聞くと、退職に際して頼んでいた書類が未だに届かず、
KENから担当者に伝えてくれないか、
ということらしかった。
KENに頼んでくるほどだ、よほど困っているんだろう、
と思うと同時に、
困ったときには傷つけた相手でもお構い無しの文面に、
多少腹立たしい思いもあった。

実は、総務の担当者が体調を崩し、
会社に来るのもままならない状態で、
アケミちゃんの書類が準備出来ていないのだった。

その旨を書き添え、
「一応伝えてみるよ」
と引き受けることにする。

しかし、それへの彼女の返信が、
KENの意思を翻させた。

「そんなこと、私には関係ないし、って感じです。
担当者が出来ないなら、
他の人にきちんと引き継ぐべきです。
本当に急いでいるんです。」

冒頭にありがとうの一言でもあれば良かったのだろうが。

引き受けたにも関わらず、
いきなりのキレ気味の愚痴メールに完全に気分を害され、
「正直俺にも関係ないし」
と、こっちもキレ気味に。

10分後。

「じゃあ、いいです。
メールしてすみませんでした。
もう一切メールしませんので。
失礼しました。」

面倒な役を免除され、
アケミちゃんの感情爆発のメールにある意味満足し、
思わず笑いが漏れた。

もうこれで完全に最後。

つくずく合わない同士なんだなぁ、
とあらためて実感。

楽しかったし、
苦しかったし、
悲しかったし、
腹立たしかったし。

こんだけ思い出あれば十分だ。

新しい恋をする準備は、
もう整いはじめていた。

最後の日 

ついに明日。

泣いても笑っても最後の日になる。

アケミちゃんの退職日。

街でバッタリ、とでもならない限りは、
もう会うことはなくなるんだろう。


今日、KENは、この会社に就職することを決めた。

バイトながら、新規事業立ち上げの初期メンバーでもあり、
評価してもらい、毎日のようにラブコールを受け続ければ、
悪い気はしないのが人情だ。

3ヶ月働いてみて、居心地のいい職場だし、
自分に向いた仕事を任せてもらえる上、
給料も固定給+出来高制で、稼げる。


それに。


アケミちゃんとカレ氏が一緒にいるところを見て、
苦しめられることも、もうなくなる。


9月の半ばに、
アケミちゃんからバイトの誘いを受けたときは、
「もしかして、アケミちゃんの後釜として?(笑)」
なんて聞いてみようかと思ったけど、
それが現実になったみたいで妙な気がする。


泣いても笑ってもあと一日。

多分、泣きも笑いもしないで、
アケミちゃんを見送る自分がいるんだろう。

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